「網取よ、よみがえれ」 小3、4 社会 |
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本時は,小学校社会科3、4年の中の小単元「網取よ、よみがえれ」の中の1校時目である。現行の学習指導要領小学校社会科3、4年の目標の中では,「地域社会に対する誇りと愛情を育てるようにする」と述べる。 以上のことをふまえて単元「網取よ、よみがえれ」の目標を次のように設定した。竹富町に住む子どもたちの住む集落の多くは、過疎の悩みだけでなく、学校の統廃合の問題に見舞われている。網取りは学校の廃校となるや廃村となった集落である。本単元で使用される教材は網取り村廃村時の作文をもとに作成したもので、島の生活の苦しさと喜びが織り込まれている。この教材には、イノシシ、魚つり、遠い医師、祭りなど現在竹富町に住む子どもたちの生活体験との共通性が織り込まれている。こどもたちは、作文をもとに絵を描くことにより、描かれた絵には子ども自身の地域に対する思いが描き込まれることになる。この絵をお互い同士鑑賞しあう中で、地域社会に対する具体的なことに対する誇りと愛情が育まれることになる。本単元は竹富町における社会科3、4年の地域学習の最終単元として位置づけている。 |
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学年:小学校3、4年 社会科 |
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・網取りの子どもたちの作文をもとに、生活体験と3.4年の「むすびあうしま島」学習で得た知見をもとに絵を描くこ とができる。 |
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(1)生徒の感想 AA君の絵は、最初みた時何の絵かさっぱりわからなかった。でも、説明を聞いてびっくりした。ヘリコプターが描かれていたのです。A君はほんとうにヘリコプターに乗って八重山病院に行ったそうだけど、そのときの話をもっと聞きたいです。 BBさんの絵は、ほんとうに網取りに行ったことがあって、田んぼ跡を思い出して描いた絵だそうです。集落の後ろにはたくさんの田んぼ、その後ろには山が描かれていました。僕の住んでいる村と似ていると思いました。 (2)考察 @は、作文に描かれた愛情あふれた父子での魚釣りに触発されて作り出された絵の作者自身の感想である。感想以上に絵の中では、赤く大きな魚と喜ぶ顔がみごとに描き出されていた。 Aは、作文を読んで書いた絵としてみてみると理解できなかった絵である。作者の種明かしによって、みんな、なるほどと納得したのである。この納得した時の作者の表情は得意げであった。昔はハブにかまれ、舟で運ばれるが、今はヘリコプターで運ばれるのである。この子どもの感想のように、ヘリコプターで運ばれる時の状況は人ごとではないのが離島の抱える大きな問題である。 Bは、網取りに行ったことのある子どもによって描かれた絵に対する感想である。西表島の多くの水田に共通する立地をよく表し、同時にこの感想を書いた子どもはそのことに気づいている。 |
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・PC関連 |
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教材URL:「教材ソフト一覧」にて教材を閲覧下さい 沖縄県立総合教育センターに,竹富町教育委員会(結び合うしま島)として登録されている教材の一つである。 |
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