保健(応急処置)                                    中・高 保健体育  
   
  交通事故や災害など傷害が発生したり意識を失ったりした場合にその場に居合わせた人が自分自身の手で敏速に応急手当を行うことができたら、傷害の悪化を防ぐことは勿論、命を救うことにもつながる。
実際には何の手当を行うこともできずに、慌てるだけだというのが現状である。応急手当の方法としては包帯法、止血法、心肺蘇生法などが考えられるが、ディジタル教材で心肺蘇生法を中心に、自らの課題として意欲的に取り組む授業をめざした。
 
   
   学年: 中学1年・高校1年
 単元: 現代社会と健康
 校時: 2/4
 
   
  意識を失った人を発見した場合、適切な判断、早い処置、正しい手当の3つの視点から心肺蘇生法の実習に取り組ませる。  
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点

導入5分

・あいさつ
・出席確認
・ねらいの確認
・健康確認
・欠席者の確認
・実習の説明

展開20分

・「生命の危険」にさらされている場合の事例を説明し一刻も早い救命処置の必要性を考える
・心肺蘇生法の意義説明や対応の仕方を質問する
・「ドリンカー曲線」のグラフを示し「4分の壁」と救急車到着までの「空白の6分間」を理解させる。

・心肺蘇生法のデモンストレーションを行う
・生徒に代表して行ってもらう

・返事がしっかりできているか(意欲・態度)
・思ったことが発言できたか
  (思考・判断)(関心・意欲)
・発問について考えることができたか
  (思考・判断)
・学習の進め方を理解しているか(知識・理解)
・しっかり考えることができたか(思考・判断)
・聞く態度はできているか(意欲・態度)
・正しい処置を行う事ができるか(知識・理解)
・意欲的に実習に取り組んでいるか(意欲)
まとめ25分 ・各グループでコンピュータを用いて心肺蘇生法デモンストレーション動画を実習形式で行う。

・学習カードの記入

・本時の学習のまとめを行う

・自己評価を行い,本時の学習内容を見直す

・次時の課題の設定を行う

・動画を用いた学習によって手当の方法について教え合い考える事ができる。
  (関心・意欲・態度)

・説明画面で理解し積極的に取り組んでいる
(知識・理解)
・学習カード記入を丁寧に書くことができたか
(自己評価)
・聞く態度はできているか。

 

                    図1

                    図2

                     図3

 
   
  @関心・意欲・態度」の変容
    「応急処置について関心を持つことができたか」「仲間と協力して方法を考えたり積極的に取り組むことができ    たか」について授業後ほとんどの生徒が「救命処置」への考え方や捉え方がしっかり認識されてきた。

A効果
   正しい処置を学ぶという主旨から一人の指導者から指導されるこれまでの授業形態より、グループ単位に自ら   積極的に行う方がより意欲的に楽しくで取り組んでいる。
   方法としてディジタルコンテンツを活用した授業の工夫は有効である。

 
   
 

教材url
http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=33076
http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=33083
http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=33087

生徒用PC(4台)、プロジェクター(1台)
沖縄県体育CD版(保健体育研究室製作)
・心肺蘇生法動画集より

 
   
   

『沖縄県高校保健体育CD版』(保健体育研究室製作)
・教材共有システムに登録されている。
・繰り返し行う事ができる。
・乳児編・幼児・成人編と3コンテンツ利用可能である。

 

 
 
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