重力加速度の測定                                  高 物理

 
   
   重力加速度を求める実験において、より効率よく生徒実験を支援する。実験の進め方を繰り返し動画で見せ実験のイメージを作る。また、グラフの傾きが重力加速度に等しいことからグラフの傾きを求めるソフトをExcelで作り検算用として生徒が利用できるようにした。  
   
  1校時  
   
  ・記録テープは、なめらかに落とすことがたいせつであることが 
・記録タイマーは1秒間に60打点する。3打点づつ区切ると、この間は1/20秒であることが理解できる。
・V-tグラフを書くことが出来る。傾きを求めることが出来る。
 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点

・地球上であれば、どこで測っても重力加速度は一定であることを追体験する。
・月や無重力状態では重力加速度はどうなっているのかを考えてもらう。
1.本当に重力加速度は一定なのか考える。

2.月や無重力状態がどのようなものであるか理解できる。

 

 

・本時の学習内容をビデオ等で紹介する。ビデオは2分前後でプロジェクターで大写し繰り返しみられるようにする。
@実験の仕方
A記録の取り方等をビデオで紹介

・交流記録タイマー、記録用テープ、おもり(クリップ付き)、鉄製スタンド、クッション、物差し、セロテープ

・まず、各グループの1回目の記録をExcelで作った傾き=重力加速度を求めるソフトにあてはめる。

・誤差率が5%以内であれば、各グループ生徒プリントでグラフの傾きを求めることで重力加速度を求める。傾きの求め方を指導する。

・誤差率が5%を越えたグループはもう一度同じ実験をし、グラフの傾きより重力加速度を求める。
3.ビデオを見ながら本時の実験を理解し、自分で操作できる。

4.ビデオを見ながら以下をすることが出来る
@記録テープをスムーズに落しながら記録を取ることが出来る。
A記録テープに3間隔ごとに線を入れ長さを測り、測定結果を表(生徒プリント)に記入出来る。
B秒速を求める場合Aを20倍すればよいことが理解できる。
CV-tグラフを書くことが出来る。

5.誤差率を求めることが出来る。

6.V-tグラフを書くこと、また、グラフの傾きを求めることが出来る。

7.各グループの測定結果と誤差率を黒板に板書する。
まとめ ・何故重力加速度が似たような値になるのか考えてもらう。

・何故、誤差が生じたか考えてもらう。

・片付け等を指示する

8.重力加速度の予想と結果について考察できる。

9.自分の言葉で考察を書くことが出来る。

  片付け終了後、プリント提出。

 
   
   生徒の動きを動画で見せることにより、基本的な動きが理解できる。次に検算用ソフトを使うことでグラフの傾き等数学的に弱い生徒達の手助けになる教材になっている。  
   
  教師用PC(1台)、プロジェクター(1台)、生徒プリント
参考URL http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/enetap/siryou/asato/index.htm
 
   
 

参考URL http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/enetap/siryou/asato/index.htm
▼重力加速度測定の方法 生徒実験2 60秒 10(mpg) をクリックすると
動画がみれます。また、生徒用プリント・検算用ソフトもここからもらえます。

 
 
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