主な有機化合物の反応系統図                          高  化学     
   
   反応系統図を用いて,有機化合物の相互の関係を系統的に学ばせるとともに,個々の有機化合物の特徴や分子構造を理解させる。
 
   
     科目:化学T
   単元:(2) 物質の種類と性質  イ 有機化合物  (ア) 炭化水素
   対象:化学T実施学年
 
   
  ・主なアルカンの名称と構造式が書ける。
・メタンが塩素の置換反応を受けた物質の名称と構造式が書ける。
・ブタン,ペンタンの異性体の名称と構造式が書ける。
 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点


入 

・石油精製によって得られる石油燃料等の用途をあげる。 ・石油化学工業によって,石油燃料等の多くの有機化合物を人類が利用していることを説明し,その例を挙げさせる。
<評価>
石油燃料等の用途を説明できる。


開 

 

 

・炭素数1〜8のアルカンの名称と構造式を書く。

 

・メタンの塩素1〜4置換体の名称と構造式を書く。

 

・ブタン,ペンタンの異性体の名称と構造式を書く。

 

・「主な有機化合物の反応系統図」を適宜提示する。
・アルカンについて説明する。

<評価>
炭素数1〜8のアルカンの名称と構造式が書ける。

・アルカンの置換反応について説明する。

<評価>
メタンの塩素1〜4置換体の名称と構造式が書ける。

・フロンについて簡単にふれる。
・異性体について説明する。

<評価>
ブタン,ペンタンの異性体の名称と構造式が書ける。



・少し複雑なアルカンの構造式を見て,名称を考える。 ・まとめの問題を出題する。
<評価>少し複雑なアルカンの命名ができる。
 
   
   高校化学で扱う有機化合物の構成元素の種類は限られているが,化合物は多数あり,異性体も多い。分子データを3Dモデル等で見せることで,分子構造を強く印象づけることができ,有機化合物を系統的に理解する上で役立つ。
 
   
  教師用PC(1台),プロジェクター(1台)
 
   分子データを表示するには,MDL Chimeをインストールする必要がある。
    http://www.mdl.com/jp/products/framework/chime/index.jsp
   MDL Chime,および多数の分子データを収録した次の文献を利用すると便利。
   本間義夫,川端潤,パソコンで見る動く分子事典,講談社ブルーバックス(1999)
    http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/moldic/
    提示教材「主な有機化合物の反応系統図」(HTML)
     http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=37561
 
   
  「主な有機化合物の反応系統図」
  ・反応系統図の有機化合物をクリックすると,その化合物の特徴と分子データが表示される。

 
 
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