小国家の分立(1)                                 高  地歴     
   
  「T.古代 4.小国家の分立」(提示用教材)を活用することで,小国家の成立について資料や画像を利用することで,わかりやすく興味関心を持って理解することができる。  
   
      科目:日本史B
     単元:小国家の分立
    校時:校時

 
   
  ・小国家の分立とその特徴について考察させる。歴史書に見られる日本を理解する。  
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点


入 

・青銅祭器の分布による,小国家の成立について確認する。 ・小国家の成立について確認し,本時の学習内容を示す。


開 

・「ワークシート」を利用しながら理解する。

・小国家成立の背景について理解する。

・小国家の侵略を示す集落について,遺跡から理解する。
 
・大量の副葬品の登場と墳丘墓の存在から支配者の登場を理解する。
・支配者の登場を示すものとして,中国資料について理解する。
・『漢書』地理志に登場する日本について理解する。

 




・『後漢書』東夷伝について,資料を基に理解する。
  歴史書の記述について考察する。
  奴国・「漢委奴国王」印について
  生口について

・「倭国大乱」について考察する。

・「4.小国家の分立」を活用して,小国家の分立について説明する。
・集落の侵略によって,「クニ」小国家が誕生したことを説明する。
・環濠集落や高地性集落の遺跡から,軍事的集落が形成されたことを説明する。
・地域の支配者の誕生について説明する。

〈評価〉
強大な力を持った支配者の登場を理解できたか。

・中国の歴史書に登場する「倭国」について,説明する。
・歴史書に初めての登場について資料を基に,説明する。また,中国や朝鮮半島の情勢について説明する。

〈評価〉
歴史書に登場する意味について理解できたか。

・『後漢書』東夷伝に登場する,奴国について資料を基に説明する。
・「漢委奴国王」について,画像利用しながら説明し,福岡から発見されたことを説明する。

〈評価〉
奴国の位置と北九州地方と大陸との関係を理解できたか。

・『後漢書』に登場する倭国大乱とはどのような状況であったか説明する。

〈評価〉
弥生後期に成立した小国家連合について理解できたか。



・北九州に小国家連合が誕生したことについて考えさせる。 ・次回の授業,邪馬台国について学習することを予告する。
 
   
   教育情報共有システムの「小国家の分立」を活用することにより,小国家の分立について興味関心をもって容易に理解できる。また,学習を通して,中国の歴史書に登場する倭国の存在にについて理解でき,学習に意欲的に参加することが期待できる。
 
   
  教師用PC(1台)、プロジェクター(1台)、スクリーン
 
提示教材「小国家の分立」
http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=39016
 
   
  「奴国」http://museum.city.fukuoka.jp/jd/jd_fr3_01nako.html
・「奴国」は,福岡市立博物館の展示室として公開されているサイト。


 
 
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