目で学ぶ基本的な動作動詞                        高 英語

 
   
 

 英語に限らず、第二外国語を学ぶ際に学習者が語彙力を向上させることは、コミュニケーション能力の向上に直結していると言える。しかし、毎日たくさんの新出語句を目の当たりにしている生徒の中には、単語や熟語の暗記が得意ではない生徒も少なくない。辞書で意味を確認したり、単語帳を活用したりすることが多いだろうが、そこは文字情報だけの場合が殆どであるため、暗記を苦手と感じてしまう要因の一つになってしまっているのではないだろうか。形容詞や副詞などの抽象的な単語はともかく、名詞なら実物またはその映像を、動詞ならその動きや状態を実際に見ながら覚えることができたら、暗記という作業に僅かながらの楽しさを付加することができるであろう。そこで「 Subservient Chicken 」という Webページを活用して、動作から初歩的な動作動詞の意味を視覚的に捉えて単語を覚えていく暗記法を身につけるきっかけとする。

 
   
 

 科目: 高等学校 英語T
 単元: 語句理解
 対象: 高校1年
 校時: 1校時

 
   
 

・初歩的な動作動詞の意味を動きから答えることができる。

 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点

 

 

・口頭でいくつかの動作動詞を与え、その動詞が表す動きを実際に生徒に表現させる。

・「 Subservient Chicken 」を使って初歩的な動作動詞の実際の動きを提示する。生徒は動きを見て、その動きが表す英単語を言い当てる。

・難しい動詞は避ける。

<評価>初歩的な動作動詞の意味を動作から推測することができるか。

 

・これまで学習した動作動詞の中の1つを氏名された生徒に提示し、その動詞をみんなの前で動作により表現するよう指示する。他の生徒はその動作を見てその動詞を答える。

<評価>既に学習した動詞を覚えているか。

<評価>指名された生徒は動詞を正しく表現しているか。

・正しく答えられた動詞は黒板にリストアップしていく。

まとめ ・黒板にリストアップされた動詞の意味を、日本語で答えさせる。

<評価>リストアップされた動詞の意味を正しく理解しているか。

 
   
 

 動きを日本語で答えることは容易だが、初歩的な動詞であっても動きから英語で答えることは予想以上に難しいようである。既習単語の定着に効果的であると考えられる。

 
   
 

 教師用 PC1台
 プロジェクター1台
 提示教材「 Subservient Chicken」(html) http://www.subservientchicken.com/

 
   
 

『 Subservient Chicken』

画面上のニワトリが、ユーザーの指示どおりに動

いてくれるというもの。本来は学習用として作成さ

れたページではないが、 ESL/EFLの学習ツールとし

て利用価値は高い。さすがに全ての動詞に対応して

はいないが、いくつかのイディオムも表現してくれ

る。また、画面内にあるものを目的語とすることも

できる (“Lay on the sofa.”等)。

 
 
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