農耕社会の成立(1)                                高  地歴     
   
  「T.古代 3.農耕社会の成立」(提示用教材)を活用することで,弥生文化の成立から,文化・社会・生活についてわかりやすく,興味関心を持って理解することができる。  
   
      科目:日本史B
    単元:弥生文化の成立
    校時:1校時
 
   
  ・弥生文化の成立とその特徴について考察させる。  
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点


入 

・前時に行った縄文文化について確認する。 ・縄文文化の特色について確認し,本時の学習内容を示す。


開 

 ・「ワークシート」を利用しながら理解する。
・弥生文化成立の背景について理解する。
・稲作農耕の伝播について理解する。

・弥生時代の遺跡と区分について理解する。

・福岡県板付,佐賀県菜畑遺跡,佐賀県吉野ヶ里遺跡,奈良県唐古・鍵遺跡について理解する。
・島根県荒神谷遺跡の銅製品の出土のもつ意味について考察する。

・青森県垂柳遺跡について,東北への稲作の伝播について考える。
・静岡県登呂遺跡の大規模稲作農耕について理解する。
・弥生文化が広まらなかった地域について考える。
・北海道「続縄文文化・擦文文化」について理解する。

・沖縄県「貝塚文化」について理解する。

・弥生文化の特徴について理解する。
・弥生土器の発見と形態について理解する。

 ・「3.農耕社会の成立」を活用して,弥生文化成立の背景について説明する。
・稲作農耕が大陸より日本に伝播したことについて説明する。
・稲作農耕を示す遺跡とその分布。時代区分について説明する。
〈評価〉稲作の伝播が縄文後期から西日本を中心に広がり,青森県に広まるったことを理解できたか。
・青銅器文化の伝播について,画像を見ながら説明する。青銅理器の変化に着目させる。
〈評価〉道具の進歩と技術の進化について理解できたか。

・北海道と沖縄について考えさせる。

・北海道における「続縄文文化・擦文文化」についてその特徴を画像を見ながら説明する。
〈評価〉続縄文文化の特徴について理解できたか。
・沖縄における「貝塚文化」についてその特徴を説明し,考えさせる。
〈評価〉沖縄では,弥生文化の広まりが見られず「貝塚文化」が8世紀頃まで続いたことを理解できたか。
・弥生文化の特徴確認される。
・弥生の名称起源となった土器と弥生土器の形態
と特徴について説明する。
〈評価〉縄文文化と弥生文化の差異について理解できたか。



・弥生人の文化と生活について考えさせる。 ・次回の授業,弥生時代の社会について学習することを予告する。
 
   
   教育情報共有システムの「農耕社会の成立」を活用することにより,弥生時代の文化や社会について興味関心をもって容易に理解できる。また,学習を通して,弥生人の精神生活や遺物のもたらす社会の見方について理解でき,学習に意欲的に参加することが期待できる。  
   
  教師用PC(1台)、プロジェクター(1台)、スクリーン
 
提示教材「農耕社会の成立」
http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=39016
 
   
   「日本人はるかなる旅展」http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/
・「日本人はるかなる旅展」は,国立科学博物館のバーチャル展示室として公開されているサイト。
・人類の誕生から縄文文化,そして現日本人の誕生までを,最新の資料を基にまとめられている。
 
  沖縄県教育庁「琉球文化アーカイブ」http://rca.open.ed.jp/catego1.html
・県教育庁から提供されている沖縄文化についてのサイト。


 
 
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