知的所有権の保護                         高 情報A
 
   
  情報通信ネットワークやデータベースなどを利用した情報の収集・発信の際に起こり得る具体的な問題及びそれを解決したり回避したりする方法の理解を通して,情報社会で必要とされる心構えについて考えさせる。  
   
  教科:情報A
単元:(2)情報の収集・発信と情報機器の活用  ウ 情報の収集・発信における問題点
対象:高1年(または情報A実施学年)
校時:1校時
 
   
  知的所有権を学習することによって,著作物とどのように接して行かなくてはならないかを学び,法律を意識した正しい判断ができるようにする。  
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点

・「知的所有権」とはどのような権利のことであるのか「知的所有権の保護(提示用教材)」を使って説明する。 ・コンピュータやインターネットの発達により,誰でも簡単にディジタル化された他人の著作物を受信し,複製や加工できるようになったことを意識させる。

・「知的所有権」にはどのようなものがあるか予想させ,数人の生徒の答えを聞く。
・知的所有権の種類を紹介し,工業所有権と著作権について,提示用教材及びインターネットなどを活用しながら,説明する。

・特に著作権は多岐にわたるので,教師側の説明だけではなく,教科書やインターネットによる調べ学習する時間も設定しながら,授業を進める。

・肖像権およびパブリシティ権は著作権法に含まれないので分けて説明する。
 

・提示用教材だけではなく,特許庁などのWebサイトを利用して,生徒自身でも詳しく調べられるようにする。

<評価>ワークシートへの書き込みが行われているか確認しながら,生徒の作業状況を把握する。

・肖像権とパブリシティ権も裁判の判例で認められた権利であることを強調する。

 



・一問一答クイズによって,学習のまとめを行い,生徒の解答状況によって,補足説明を行う。

・生徒達にも知的所有権に関しての問題を1〜2問づつ作成させ,ワークシートに記入させる。



<評価>ワークシートへの書き込みが行われているか確認しながら,生徒の作業状況を把握する。
 
   
  ・知的所有権には大きく分けて2つの権利があることを説明できる。
・工業所有権と著作権の違いについて簡単に説明できる。
・肖像権およびパブリシティ権は著作権法に含まれないが,守らなければならない権利であることがわかる。
・身近に存在する著作権を,意識して守らなければならないものであることがわかる。
 
   
  教師用PC(1台),プロジェクター(1台)
提示用教材「知的所有権の保護」(PowerPoint)
  http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=37466
ワークシート「知的所有権の保護」(一太郎)
  http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=37466
 
   
 

図1 提示用教材表示例

『Microsoft PowerPoint』(図1参照)
・Windows 用のプレゼンテーションソフト。
様々な図形や文章を表示できる。また簡単なアニメーション効果を使用することもできる。
・『Microsoft PowerPoint』がインストールされていない場合は,
「マイクロソフトアニメーションランタイム」をインストールしておく必要がある。
その際,PCは「administrator」でログインし,インストール作業を行う。
(ランタイムは無料配布)
 
 
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