基本操作                                         高 理科
 
   
   画像やビデオ映像を活用し,実験にあたって留意すべき点や,安全に実験を進めるために守るべき点を理解させるとともに,よく用いられる実験器具の扱い方を習熟させる。  
   
     教科:理科
   科目:化学T
   単元:(1) 物質の構成  ア 物質と人間生活  (イ) 物質の探求
   対象:化学T実施学年
 
   
  ・実験の危険性を十分認識し,安全に実験を進めるための心構えと知識を身につける。
・さまざまな実験によく用いられる実験器具の扱い方を理解し,安全に操作できる。
 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点
導入 ・実験にあたって留意すべき点や,過去の事故例について知り,安全に実験を進めるための心構えをもつ。 ・「基本操作」を提示する。
・実験ノートの「実験にあたって」や「実験事故一覧表」について説明する。
展開 実験ノートにもとづき,実験を進めていく。
・実験器具をセットし,メスシリンダーを用いて水の体積を測定する。

・試験管に試薬を取り,2種類の溶液を混合させて変化を観察する。

 

・ガスバーナーを分解して構造を調べる。

・デンプン溶液にヨウ素-ヨウ化カリウム溶液を加えてガスバーナーで加熱し,その後冷却する間の変化を観察する。
・蒸留水の入った試験管をアルコールランプで加熱し,沸騰させる。

・実験器具を片づける。

・「基本操作」の画面を適宜提示しながら,実験について説明し,実験を行わせる。
<評価>メスシリンダーを適切に用いることができる。
<評価>メスシリンダーの目盛りを正確に読んで記録できる。
<評価>試薬びんを正しく持って,試験管に試薬を注ぎ入れることができる。
<評価>試験管を適切に用いて2種類の溶液を混合することができる。
<評価>変化の様子を詳しく記録できる。
<評価>ガスバーナーの構造を理解し,ガス調節弁,および空気調節弁とその用途を説明できる。
<評価>ガスバーナーを適切に用いて,試験管を正しく持ち加熱することができる。

<評価>アルコールランプを適切に用いて,試験管を正しく持ち加熱することができる。
・実験器具を片づけさせ,廃液を回収する。
<評価>廃液を適切に処理することができる。

まとめ 実験ノートをまとめる。  
 
   
   実験を安全に行うには,正確な知識と,細心の注意を払って実験を行う態度,実験技能の熟練が必要である。化学履修者が初めに行う実験なので,画像やビデオ映像を活用して,生徒に強く印象づけさせ,最大限の注意を払って実験にとりくませたい。  
   
  教師用PC(1台),プロジェクター(1台)
Internet Explorer,およびWindows Media Playerが使用できること。
提示教材「基本操作」(HTML)
              http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=37560
ワークシート「基本操作」(PDF)
沖縄県高等学校化学教育研究会編,「化学実験ノート2004」,1p.
 
   
  「基本操作」
・「化学実験ノート」の「基本操作」の項目にもとづいて,画像やビデオ映像を用いて補足説明できる。


*素材データ入手先および提供者
 CEC,IPA「教育用画像素材集サイト」 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
  沖縄県立総合教育センター主事 高島勇治
 
 
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