楽 典  −長音階と短音階−                         高 音楽  
   
    高等学校音楽Uにおける学習指導要領において,A)表現,B)鑑賞がある。B)鑑賞においては,ア)楽曲の構造 イ)音楽の歴史的背景 ウ)文化的背景に基づく我が国の伝統音楽の特徴 エ)文化的背景に基づく世界の諸民族の音楽の特徴があり,ア)楽曲の構造においては,音色,音階,リズム,旋律,和声,速度,強弱などや,反復,対照,模倣,変化などの構成原理に基づき形成されている。そこで,このような音楽の構造における要素のうち,楽曲の持つ豊かな響きを味わうことで,楽曲の美しさを知ることができる。ここでは長音階と短音階の構造を学習し,自ら音階を書くことで,音階の構造や響きを理解し,創作活動などへの表現活動に役立てることを目的とした。  
   
  教科:高校音楽U
単元:音楽のしくみ
対象:高等学校 2年生
 
   
    音階の概念を理解し,長音階と短音階(自然的短音階,和声的短音階,旋律的短音階)の種類を理解して,自分で長音階と短音階を書くことができる。  
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点

1.ストレッチ・発声

2.既習曲の斉唱及び合唱

<支援>
・BGMを流しながらストレッチを行う。

<評価> 
・リズムと音程に留意して歌っているか?

・「楽典−長音階と短音階−
  (提示用教材)ワークシート記入      

1.「音階」の説明を聞いてまとめる。
2.「長音階」の音列の説明を聞いてまとめる。
   @長音階の問題を解答する。
3.「短音階」の音列の説明を聞いてまとめる。
4.「短音階の種類」の説明を聞いてまとめる。
   @短音階の問題を解答する

<支援>
・提示用教材を用いて説明を行う。
<評価>
・興味・関心を持って説明を聞き,
ワークシートをまとめているか?
<支援>
・机間巡視をしながら,助言を促す。
まとめ 1.「長音階と短音階」について学習したことを確認する。 <評価>
・音階について説明することができるか?
・長音階の音列について説明することができるか?
・短音階の音列と種類について説明することができるか?
 
   
   1)音階の概念を理解し,説明することができる。
 1)長音階の音列を理解し,与えられた音から長音階を書くことができる。
 2)短音階の音列を理解し,与えられた音から自然的短音階,和声的短音階,旋律的短音階を書くことができる。
 
   
   教師用PC(1台),プロジェクター(1台)
 ワークシート(一太郎)
 http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=37372
 提示用教材(Micro Soft Power Point)
 
   
 

1)一枚のスライドに一つの情報を与えることで,学習する内容を絞って説明することができる。
2)長音階の特徴を掴むことができるように,鍵盤と五線譜の相互関係を音声データを使って提示した。
3)短音階の特徴を掴むことができるように,鍵盤と五線譜の相互関係を音声データを使って提示した。
4)考え方をアニメーションを用いて説明できるようにした。

          図1 <表紙>

          図2 <音階について>

          図3  <長音階>

       図4 <短音階(自然的短音階)>

      図5 <短音階(和声的短音階)>

       図6 <短音階(旋律的短音階)>

 

 
 
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