市場経済のしくみ                                高 公民  
   
   市場経済のしくみを「市場機構」(提示用教材)を活用することにより需要・供給の法則が容易に理解できる。その学習過程においてインターネット上の「価格 . com 」で商品の価格比較を行い,価格メカニズムを体験させ,学習に対する興味・関心を持たせる。  
   
 

科目:政治・経済及び現代社会
単元:現代経済の特徴と仕組み
校時:1校時

 
   
 

・資本主義経済は,市場機構をうまく使って経済活動を効率的に営んでいる事がわかる。 
・自由競争が行われるとき,市場における商品の需要と供給とを調節しているものが何かわかる。

 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点

・市場の意味を理解する。

・市場の分類を理解する。

・ 自由競争市場の把握と位置付けを考える。

・身近な例を挙げ,興味・関心を持たせる。 本時の学習内容を示す。

・自由競争市場に重点を置き説明する。「市場機構 」 (提示用教材) を活用して市場の分類を行う。

 

 

 

 

・自由競争市場における商品の価格はどのように決まるか考える。

 

・「ワークシート」のグラフを完成させ,需要・供給の法則を理解する。

 

・ある商品の価格を数店舗で比較してみる。

・需要供給のバランスにより価格が決定することを理解する

・「ワークシート」により,価格の自動調節作用を理解する。

・ある商品の価格は等しいが,需要・供給曲線が移動することを理解する。

・商品によって,価格が一定率変化したときに需要供給量の変化が異なることを理解する。

 

・「市場機構 」を活用して需要供給の法則を説明する。

 

< 評価 >需要・供給曲線のグラフを描き,市場価格を導き出すことができるか。

 

・商品の価格が一定でないことをインターネット上の価格比較サイト「価格 .com 」により紹介する。

・ 「市場機構 」を活用して 価格の自動調節作用を説明する。

< 評価 >アダムスミスの唱えた「神の見えざる手」が価格の自動調節作用を意味することが理解できたか。

・需要,供給曲線の移動についてグループで考えさせ発表させる。

・需要,供給の価格弾力性は 「市場機構 」を用いて説明する。

まとめ ・資本主義経済が私企業の生産と供給だけに委ねられるどのような失敗が起こったかを多面的に考える。

・自由放任主義の結果がもたらした市場の失敗について説明し,次回の授業につなげる。

 
   
   教育情報共有システムの「 市場機構 」を活用することにより,需要・供給の法則が容易に理解できる。また,学習を通して,自由競争市場では需要者である生徒自身が価格メカニズムに関わっていることを知り, 学習に意欲的に参加することが期待できる。  
   
 

教師用 PC (1台)、プロジェクター(1台)、スクリーン

提示教材「市場機構」http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=39778

 
   
 

「価格 .com 」
・ 価格 .com は、パソコン・家電製品・ブロードバンドなど、さまざまな製品やサービスの価格を比較するサイト。
・現実の市場における価格メカニズムを体験することにより,興味をもって学習に参加することが期待できる

「市場機構」
・需要,供給の法則や価格の自動調節作用がアニメーション効果を使って説明できる。

           

 
 
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