いろいろな情報伝達の方法                      高 情報A  
   
   情報を的確に伝達するためには,伝達内容に適した提示方法の工夫とコンピュータや情報通信ネットワークなどの適切な活用が必要であることを理解させる。  
   
  教科:情報A
単元:(1)情報を活用するための工夫と情報機器  イ 情報伝達の工夫
対象:高1年(または情報A実施学年)
校時:1校時
 
   
   コミュニケーションの手段には会話や手紙のほかに,伝えたい内容や伝えたい人物などによって,電話や電子メール,プレゼンテーションなどの伝達方法を的確に選択することが必要であることがわかる。  
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点

・「いろいろな情報伝達の方法(提示用教材)」を用いて,コミュニケーションとは一般的にどんな意味なのか説明し,コンピュータを使ったコミュニケーション例をいくつか挙げ説明する。 ・コンピュータを使うコミュニケーションの例を身近な物 に置き換えてわかりやすく説明する。

・導入の際,興味関心を引くように,子ども達の関心の深い携帯電話や電子メール等を例に挙げ興味を喚起する。




・プレゼンテーションソフトを使うと,大勢の聴衆に一度に効果的に情報を伝達することができる。しかし,その方法を誤ると折角の機器やソフトの効果を十分に発揮出来ないことを例に挙げながら説明する。

・電子メールや掲示板(BBS),Webページも同様にどのような場合に効果的に情報伝達を行えるのかを,メリット・デメリットを確認しながら説明する。

・特に,電子メールは携帯電話の普及に伴って生徒の所持率も高いので,その点に配慮しながら授業を展開する。

・情報通信機器を使用する際のモラルやマナーについても,昨今のトラブルや事件を例に挙げながら説明する。

・この時間に使っているプレゼンテーションソフトを実際の例にしてわかりやすく説明する。また,生徒が所持している携帯電話を話題に挙げることによって,身近に感じさせることに留意し,興味関心を引き出す。

・授業の進行の中で,ワークシートを活用し,暗記すべき語句や大切なキーワードを強調し,確実に記入させる。

<評価>学習した内容が、ワークシートへ記入できているか。


・効果的な情報伝達の仕組みが発達していることを認識し,それらを活用することが今後の社会には不可欠であることを再確認する。

・情報伝達機器や方法をまとめると以下のようになる。
「プレゼンテーションソフト→大勢の聴衆に効果的に伝えるソフトウェア」
「電子メール→送信相手に応じた情報を時間に縛られることなく確実に伝達する手段」
「掲示板・チャット→不特定多数の者がリアルタイムに情報交換を出来る手段」
「Webページ→全世界に公開できる情報伝達方法」
・メールアドレスの法則性や電子メールの送受信の仕組みを理解出来ているかチェックテストを行う。

<評価>今後,メールやWebページに接する機会が増えてくることが予想されるので,適切な使い方や個人情報の保護に十分に注意しなければならないことに気づくことができるか
 
   
 

・情報伝達の手段(コミュニケーション)には会話や手紙以外に,電子メール,プレゼンテーション,Webページな
どを利用する伝達方法があることを指摘できる。
・情報伝達の手段にはそれぞれ,伝えたい対象や内容によって使い分けることで,効果的に伝達することができることを説明できる。
・効果的な情報伝達をコンピュータで行うためには,文書やプレゼンテーションを作成する際に,レイアウトやフォント,フォントサイズ等を工夫する必要があることを指摘できる。
・情報通信ネットワークを効果的に活用するためには,ファイル容量の圧縮を行うことが必要であることを指摘できる。

 
   
  教師用PC(1台),プロジェクター(1台)
コンピュータ教室(生徒用40台+サーバ1台,チェックテスト利用時のみ)
提示用教材「いろいろな情報伝達の方法」(PowerPoint)
  http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC030F_app.po?DATA_ID=36950
ワークシート「ワークシートいろいろな情報伝達の方法」(一太郎)
  http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC030F_app.po?DATA_ID=36950
チェックテスト「いろいろな情報伝達の方法」(沖縄県版教材作成支援ソフト)
  http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC030F_app.po?DATA_ID=36950
 
   
 
  
提示用教材『PowerPoint』(図1参照)
・Windows 用のプレゼンテーションソフト。様々な図形や文章を表示できる。また簡単なアニメーション効果を使用することもできる。
・『Microsoft PowerPoint』がインストールされていない場合は「マイクロソフト アニメーションランタイム」をインストールしておく必要がある。その際,PCは「administrator」でログインし,インストール作業を行う。(ランタイムは無料配布)
 
 
       図1 提示用教材表示例
 
 
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