カレンダー学習                        特殊教育 日常生活の指導(朝の会活動)  
   
 

 この教材は、「昨日」「今日」「明日」の時間の関係がまだ定着していない生徒に対して繰り返し学習できる教材である。今回は、朝の会で毎回学習する「カレンダー学習」に情報機器を取り入れてみた。カレンダーは,曜日と数字(月,日)から構成されており,その学習においては、曜日と数字の対応と,「昨日」「今日」「明日」という時間経過の関係,一週間の流れの学習がある。作成した教材は,曜日と各月の数字(日)の行列が瞬時に表示できる。
活用例として,生徒に「今日」「昨日」「明日」は「どこ」と質問しながら,色をクリックすることでそれぞれ違う色で表示でき,注視すべき位置をはっきり示すことができる。カレンダー学習の提示用教材を作成し,学習を支援すること目標にした。

 
   
  領域・教科:日常生活の指導(朝の会活動)
対   象:一般学級
校   時:1校時

 
   
  (カレンダー学習の目標)
(1)「昨日」「今日」「明日」という時間の関係がわかる。
(2) 七曜と日付の関連付けができる。
 
   
  (朝の会…教材を使用する15分)
  学習活動 教師の支援・評価の観点
学習過程 ○朝の会
・カレンダー学習(提示用学習)
・使用するソフト…カレンダーくん
(Excelで作成した提示用教材使用)

○学習例)
教師…「今日は何曜日ですか」
生徒…不正解の場合
教師…「日曜日,月曜日,火曜日,・・・」
*日曜日から順に七曜を確認する。

教師…今日は何月何日ですか。
生徒…○月○日
教師…「明日は何日ですか?」
生徒…○日
教師…「昨日は何日ですか?」
生徒…○日


*生徒が答えられない場合は,
ヒントを与え生徒の意思表示を待つ。
*実態に応じて学校行事や休日を確認する。

・生徒の実態に応じて表示する。

・今日の日の数字の色を変え注視させる。

<評価>
・曜日を正しく答えることができる。
・間違った場合は、日曜日から声を出して確認する等,ヒントを与え援助する。

・今日の日付をみんなで確認する。

・「今日」を黄色で色付けする。

・明日を水色で色付けする。

・昨日を緑で色付けする。


・前日の数字等のヒントを与え援助する。


<評価>
・「今日」「昨日」「明日」を答えることができる。

 
   
  ・問題表示が大きくわかりやすい。
・生徒の学習記録を分析できるので,きめ細かな指導ができる。
・繰り返し学習できるので基礎・基本の確実な取得ができる

 
   
  カレンダー学習提示用教材「カレンダーくん」(Excel)
URL:http://www2.open.ed.jp/JBA000F/JBA010F_app.po?CATEGORY_CODE=6192&CURRENT_PAGE=1
*チェックシートは教材の中のシートにある。

 
   
 
年,月を選択しそれぞれの月を表示できる。
「昨日」「今日」「明日」の表示を色付けして表示できる。
*ボタンで,カレンダーの数字を表示・非表示や選択した数字に色付けできる。
ボタンが表示されない場合は,セキュリティレベルを調整する。

        
*表示時                          *非表示時
 
 
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