パズルをしよう(顔パズル)                          自立活動   重複学級  
   
   対象児は日常会話において特に大きな問題ないが、「アレ、アレ」などと単語を忘れ、言葉に詰まることが目立つ。そのため今回は、「鼻は目と目の間で口より上」とボディイメージを口頭で説 明させることで表現力の向上を図りつつ、手指訓練をねらう取り組みとして指導する。  
   
      単元:お顔を作ろう
    対象:重複障害学級(肢体不自由)
    校時:3校時
 
   
   ・顔のパーツで足りないものに気付くことができる。
 ・不足したパーツをあわせて顔を作ることができる。(マウス使用)
 ・タッチパネルディスプレイを用いて、顔のパーツを並べることができる。(Drag&Drop)
 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点



・顔の各部位の名称を答える。

教材の使用開始
・実際に文字盤で打ち込んでみる。

・「目はどこ?」等の質問にポインティングで答えたり、口頭で答えたりする。

・パズルをする。
  (マウスで慣れたらタッチパネルディスプレイで)
自立活動
2環境の把握
  (3)感覚を総合的に活用した周囲の状況の把握に関すること。

1あらかじめ、「目」や「鼻」以外の部品を配置して「何が足りない?」「足りないものな〜んだ?」などと問いかける。
<評価>顔のパーツで足りないものに気付くこ    とができるか。
2足りないパーツを配置させる。
・マウスを用いてパーツを移動させる。
<評価>不足したパーツを所定の位置に配置で    きるか。

<評価>タッチパネルディスプレイでDrag&Dropができるか。

 
   
  <授業者の感想>
 本児は斜視が原因と思われるが、ポインティングで答える場面で何度か失敗した。更に、タッチ パネルディスプレイでのDrag&Dropも不得手であるので、タッチパネルディスプレイでのパズル は時間をかけてゆっくり取り組ませた。タッチパネルディスプレイでの手指訓練はこれからも取り 組みを続けてほしいと感じている。また、顔パズルをテーマにする題材については、マンガ本の絵 に接しているように、親しみをもって取り組めている様子だった。Drag&Dropは、片手だけでの 操作にならないよう、両手で取り組ませた。
<児童の感想>
  「楽しかった。でも、顔の目や眉の有る位置で顔の表情が変わるね。」と、表情の違いを楽しんでいる様子だった




 
   
  児童用PC(1台),タッチパネルディスプレイ,Flashで作成された教材(顔パズルソフト)
使用するURL:http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=39807
 
   
  『顔パズルソフト』
・実際に鏡を見せ、自分の顔を見ながら取り組むと子どもも喜んで取り組む。
・児童の実態に合わせ,入力デバイスを工夫したい。
   (タッチパネルディスプレイなど)

 
 
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