信号のことを知ろう                                 生活単元  重複学級  
   
   児童生徒に不可欠な指導として交通安全指導がある。車イスによる日常生活であっても、道路に 出ると視線が低いのも重なって更に危険度は増すものと考えられる。毎年行われる交通安全指導と は別に、校外学習を前に信号機のことについてとりあげ、交通安全指導の徹底を図った。  
   
     単元:信号のことをを知ろう
   対象:重複障害学級(肢体不自由)
   校時:2時間
 
   
    ・信号機の役割がわかる。
  ・信号を守らないとどうなるかが想像できる。
  ・信号機の動きがわかる。
 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点
  ・信号機にはどんな種類の信号機があるかを
  考えてみる。
・信号機は誰が使うものかを考える。
・信号機は何のためにあるのかを考える。

・信号を守ることと守らないこととでは何がちがうかを想像する。

・児童生徒が最もよく使う信号機の種類を考えてみる。(車用信号機・歩行者用信号機)

教材の使用開始『模擬歩行者用信号機』

・教材の信号機を操作し、歩行時と停止時の
表示の違いがわかる。

1見たことのある信号機を思い出せるよう援助を行う。
2信号機の役割について考えさせる。
<評価>
・信号機の役割がわかる。
3信号は守らないといけないのか考えさせる。
<評価>
・信号を守らない場合、どうなるかを想像する。

4車(の免許)を持っていない人が最もよく使う信号機は?
<評価>
・歩行者用信号機の動きがわかる。
<宿題>
  今日1日間で、どれだけの歩行者用信号機を見つけることができるか、次の時間までに数えてくる。

 
   
  <授業者の感想>
   普段、信号機のことを学習させたくてもなかなか難しい面があった。
   実際に学校行事の交通安全指導の時ぐらいしか信号機を提示することができなかったが、Web上からの模擬   信号機を用いて説明することで、自由な時間設定で取り組むことができたと考える。
   また、個別の安全指導ができる面で、個に応じた指導がやりやすくなってきたと感じた

 
   
  児童用PC(1台),Flashで作成された教材(『模擬歩行者用信号機』)
  使用するURL:http://project.open.ed.jp/2002/9/singou/singou.html
 
   
  『模擬歩行者用信号機』
  ・歩行者用信号機の動きを表示するソフト。
  ・作動している途中でも動きを止めることができる。(説明時間の確保)
  ・画面右下のボタン横の文字にカーソルを合わせることで、そのボタンの説明が表示される。
  ・Web上から利用することが可能。
  ・児童の実態に合わせ,入力デバイスを工夫したい。
   (タッチパネルディスプレイなど)


 
 
Copyright(C)2004 Okinawa prefectual Educatinal Contents practical use promotion Consortium. All Rights Reserved