身近にあるものの形の違いに気付く              特殊教育 算数(図形の学習)国語(文字学習)  
   
 

 形の判別(三角、四角、丸の分別)と図形を「描く」ことを目標に繰り返しの学習で使えるように判別の学習用ソフト(クリックで図形を選択する)とペンシルワーク用のワークシート、それらの学習の進捗状況を記録するチェックシートのセットを利用し、文字学習の準備を行う。

 
   
 

教科:算数(図形の学習),国語(文字学習)
単元:身近にあるものの形の違いに気付く
対象:一般学級
校時:1校時

 
   
  (1)三角,四角,丸の判別ができる。
(2)線(破線含む)を意識しながら線が引ける。
(3)点を意識しながら線が引ける。
(4)文字の学習へと継続ができる。
 
   
 
  学習活動 教師の支援・評価の観点

1 はじめのあいさつ
・学習内容の説明

・あいさつしながら生徒の健康観察をする。
・チェックシートを準備する。

 


2 ワークシート学習
 使用するワークシート…「なぞり書き」

3 図形の分別の学習(三角、四角、丸の判別の学習)使用するソフト…「sansuuzukei」

・教師と一緒にパソコンを起動しコースを選択する。

・はじめのコース…選択図形がヒントとして表示される

・チャレンジコース…文字だけの表示で図形を選択する。


学習の説明や見本を提示する。(学習の進捗にあわせて薄線、破線や線の形等を選び、学習させる。)

<評価>…ワークシートの目標を達成できたか,評価シートに記録する。・生徒の実態に応じて起動法を指示する。

・起動法を確認する。

・生徒の実態に応じてコース選択をする。

・間違って答えた場合は,図形の特徴等のヒントを与え援助する。


<評価>…出題される図形を選択できる。

<評価>…学習に主体的に取り組むことができる。

まとめ


4 次時の予告
・終わりのあいさつ


・学習の成果確認
・チェックシートを確認し成果を一緒に確認する。
・各図形の特徴を確認する。
・次回への学習意欲につなげるようにする。

 
   
 

・文字は、直線と曲線の組み合わせで表示され、それを表記するには、書きたい文字の直線や曲線を適当な大きさで描き、全体のバランスをとって組み合わせる必要がある。「文字を書く」獲得の過程は、走り書きや落書きから始まり次に、線や簡単な図形を「描く」と思われる。図形を「描く」ことができれば,ひらがなを「書く」ためのレディネスは獲得されている。

・生徒の実態に応じた教材を選択でき,繰り返し学習できるので基礎・基本の確実な習得を身に付けさせることができる。

・生徒の学習記録を分析できるので,きめ細かな指導ができる。
*PC(学習ソフトは、ドリル型でも提示型でも利用できる。ドリル型の場合には生徒数の台数)

 
   
 

・ワークシート「なぞり書き」
(Excel):http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC030F_app.po?DATA_ID=36946
・チェックシート「なぞり書き」
(Excel):http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC030F_app.po?DATA_ID=36946
図形学習用ソフト「sansuuzukei」
(html):http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC030F_app.po?DATA_ID=36946

 
   
 




図1 と図2は、作成した教材sansuuzukeiである。
図1は,始めのコースの画面である。
ここでは,選択図形がヒントとして画面左上に表示される。
生徒はヒントを見て図形をクリックする仕組みになっている。
図2は,チャレンジコースで文字だけの出題となり始めのコースと
同じように図形をクリックするようになって,正誤のメッセージが出るようになっている。














・チェツクシート(図3)は,教材とワークシートのそれぞれの目標に対して
生徒の学習記録を毎時間取れるようにした。それを基に評価シートへ記入する。
・評価シート(図4)は,5段階評価で生徒の学習記録を残せるようにした。それを分析しやすいよう,折れ線グラフに表示(図 5)できるようにした。
そのことにより生徒の学習定着やワークシートの妥当性がわかる。
・評価基準(5段階)に基づき評価する。
・実施した日を入力し,評価をプルダウンメニューし入力しやすいようにした。



・各評価項目の評価…生徒の学習記録が
折れ線グラフで表示させる。

・縦軸…評価数値
・横軸…実施回数

 

 
 
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