しりょうのせいり                               

 
   
  資料を「正」の字を使って数えていく教材として、乗り物調べはとてもよい題材である。しかし、乗り物を実際に調べるとなると安全面、乗り物の移動の早さなどから困難なことが多い。
そこで、プロジェクターで投影した画面上を,乗り物が児童の数えられる速さで移動するもので調べさせ、表を完成させる。
 
   
  表とぼうグラフ : 1校時  
   
   ・資料を分類整理する要領を知り,結果を数表に表すしかたを理解する。
 関 資料の落ちや重なりがないように工夫しようとしたり,見やすい整理の方法を考えようとする。
 考 資料を「正」の字や数表を使って整理するよさに気づく。
 表 資料を「正」の字を使って整理したり,数表にまとめたり,表を読んだりすることができる。
 知 目的に合った観点で項目を選んで,数表を使って整理すると資料を考察しやすいことが分かる。
 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点
導入 1.これまで何かの数を調べたことがあるか話し合い  ,調べたときの工夫を出し合う。
 ・○で数を表した。
 ・正の字を使った。
 ・数字を使った。

◎「正」の字のよいところを出し合う
 ・5ずつ数えやすい ・短くおさまる


・それぞれのよいところを認める。

 

・「正」の字を使って整理すると、どんな良さがあるかを 話し合う。

展開 2.提示教材「のりもの調べ1」を見る。
  ・眺めただけでは何が何台通ったかがはっきり分か らない。

3.提示教材「のりもの調べ1」を見る。
・「正」を使って乗り物の種類を数える。
・「正」でまとめた表を数字に直す。

4.提示用素材『しらべ1「正」』を使って確認する。
 ・正しく数えることができたか確かめる。

・提示用素材の「のりもの調べ1」を見せる。
  提示用素材「乗り物の種類」で乗り物の種類を確認  し,5種類の乗り物について「正」の字で調べてい  くことを確認する。

・ワークシートNo.1の配布
  (1台ごと画面の中心で止めてゆっくり記録すること ができるようにする。)
 1台ごと画面の中心で止めて乗り物の種類を確す る。

まとめ 5.ワークシートの問に答え,この表からど んなこと が分かるか話し合う。 ・表に表すとわかることを発表させる。
 
   
 

 取り上げるテーマは,子どもたちの身近なもので調査の必要性が感じられるものであると同時に,記録の際に「正」の字を使うよさが分かるものにしたい。教科書ではそうした観点から,教科書では,学校の前を通過した乗り物の種類と台数を取り上げてある。提示教材では,乗り物が通過していく感じを出すために,様々な種類の乗り物が一台ずつ通過させ,「正」の字で記録する必要感が出るように工夫した。途中で止めることもできるので,一台一台確認しながらカウントし一斉指導ができた。

 

 

 
   
  教師用PC(1台)、プロジェクター(1台)
Macromeda Flash playerがインストールされていること。
ワークシート「のりものしらべ(1)」(一太郎)
提示教材「のりものしらべ1」(HTML)
               http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=37553
 
   
 

『のりものしらべ1』
・乗用車,バス,トラック,バイク,自転車の5種類の乗り物の通過する様子を提示できる。(1分間)
・ストップボタンを押すことで,任意の場所で停止できる。

のりものしらべの動画のみの画面

正」を使って児童とカウントできるようにした。

 

 
 
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