かけ算のもんだいU                  小2 算数

 
   
   長方形や正方形に並んだ数を単位量に着目したり、図から全体の量を捉えることを通して、かけ算九九(「1つ分×いくつ分」)をより深く捉えさせる。また不規則な形の図形を既習の規則的な形の図形にする活動を通して、かけ算九九の考え方(「1つ分×いくつ分」)を表現させ、将来の面積学習への手がかりにさせる。  
   
  教科:  小学校2年 算数
単元:  かけ算 (6の段、7の段の九九・・・・・・2時間)
           (8の段、9の段、1の段の九九・・3時間)
           (ばいとかけ算・・・・・・・・・・2時間)
           (九九の表ときまり・・・・・・・・1時間)
           (もんだい・・・・・・・・・・・・2時間・本時2/2)
                           
校時: 1校時(最終時)
 
   
  ・長方形や正方形に並んだ数を九九で表すことができる。 
・一部変形して並んだ数を九九を使って計算することができる。
 
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点

 

・提示教材を使って「いろまる」が並んだ様子を捉えさせ、ノートにかけ算九九で記入させる。

・「何個ずつ、何列に並んでいるから○×○」と答えさせる。

・図からノートに九九の式を記入し、答えさせる。

・四角形ではたて、横2通りの見方が出来ることを押さえさせる。

 

・変形図形を提示して、本時のねらいを掴ませる。

・既習の長方形や正方形に並べられれば九九で計算できることから、並べ替えについて話し合わせる。

「2つの長方形に出来る。」

「1つの長方形として考えて、いらない部分をひけばいい。」

「はみ出た部分を動かせば1つの長方形に出来る。」

・各自ワークシートを使って変形を試みさせる。

・長方形や正方形の並び方になるようにすることが本時のねらいであることを意識させる。

・ワークシートをもとに出来た方法を話し合わせる。まだ出来ていない児童には、出来た児童の方法で再挑戦させる。

・変形の方法が1つではないことに気づかせる。

<評価>
移動するなど操作して読み取りやすいかけ算の並び方を作ることができる。

・提示用教材を使って実際に変形をシミュレーションして確認させる。

・複数ある変形方法を適用させながら、練習問題で学習の定着を図る。

・スクリーンに提示教材を提示してシミュレーションしながら確認していく。

・問題に応じて変形方法を選択できるようにさせる。

 
   
   かけ算の学習では九九の暗唱や九九の約束など、練習や数としての成り立ちに学習の重点が置かれる。数の並びは視覚的に捉えやすいので、提示教材で提示することで、問題の把握が深められる。当教材では九九を量として捉えることを目指している。  
   
 

教師用PC(1台)、プロジェクター(1台)、ワークシート、
提示用教材(問題提示用、マイクロソフトパワーポイント使用
http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=37522

・マイクロソフトパワーポイント
アニメーション効果を利用するためには予め『マイクロソフトアニメーションランタイム』をダウンロードしておく必要がある。

 
   
 
   前時に引き続いての練習問題。同様の問題を行っているので、量を九九で表現するのは比較的楽である。本時の複合図形の問題をスムーズに掴むためにも、ここでしっかり復習させる。
   本時のねらいである、複合図形の1つ。問題解決には様々なアプローチが考えられるが、簡単な例で児童に考えさせながら解決の方法を理解させていく。
   児童に相談、発表させた後1つの方法として解き方を表示する。アニメーション効果により手早く、問題の意図を理解できる。
 
 
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