5年生 小数のかけ算とわり算を考えよう               小5 算数  
   
  コンピュータを利用し,問題提示から考え方までの説明を行うとともに,基準量や比較量を数直線や線分図を使って示し,比較量,基準量が小数の場合でも,整数のときと同じように計算することを視覚的に受け入れられるようにする。  
   
  17時間/20時間  
   
  比較量,基準量が小数のときも,倍は除法で求められることを理解する。  
   
 
  学習の展開 教師の支援・評価の観点
導入 1.問題文を読み,題意をとらえる。
・分かっていることやたずねられていることをおさえる。

 ・整数倍の時の考え方を想起する。

○コンピュータ 提示教材の活用
  提示教材「lesson1」と「lesson2」
・よしこさんのリボンの長さをもとにして,他の人のリボ ンの長さが何倍にあたるかを求めることをおさえさせる。
<評 価>
・比較量,基準量が小数の場合でも,何倍かを求めるには,整数の場合をもとにして発展的に考えている。 (観察・発言)
展開 2.図と表をもとに,よしこさんのリボンの長さとあきらさん・みちこさんのリボンの長さの関係をそれぞれとらえて,式を立てる。
  ア. あきらさん
  3.6÷2.4=1.5
        答え 1.5倍
  イ. みちこさん
    1.8÷2.4=0.75 
        答え 0.75倍

3.1.5倍や0.75倍の意味を考え、自分のことばでまと める。
  ア. 1.5倍の意味は,2.4を1とみたときに,3.6が 1.5にあたることを表している。
 イ. 0.75倍の意味は,2.4を1とみたときに,1.8が 0.75にあたることを表している。

○コンピュータ提示教材の活用

・コンピュータの提示教材を利用して表と図をもとに考 えさせる。

・1.5倍と同様に0.75倍についても割合の見方で表現 させる。
<評 価>
・比較量,基準量が小数の場合でも,何倍であるかを除法で求められることを理解している(ノート)
.比較量.基準量が小数のときに何倍かを求める方法をまとめさせる。
・教科書の枠囲みなどを参考にしながら,自分の言葉でまとめさせる。

・倍の意味を確認する。

まとめ 4.ノートに本時に学習したことをまとめる。
 ・ある大きさが,もとにする大きさの何倍にあたるか は,小数の場合でもわり算で求められる。

5.問題1を解決する。

<評 価>
・比較量、基準量の場合でも、何倍であるかを除法で求められることを理解している。

・提示教材で題意をとらえさせ、図をもとに考えさせる。

 
   
   比較量,基準量が小数の場合でも,何倍かを求めるには,整数の場合をもとに説明できるように、提示教材「 lesson1」と「lesson2」準備し、「lesson1」では整数同士の比較、「lesson2」では小数同士で整数倍の答えが出る 問題を解決させた。
 比較量,基準量が小数の場合でも,何倍かを除法で求めることを指摘できるように、一つの事例を示し、基準量( もとにする量)を示しながら指導を行った。もとにする量は「〜をもとにすると」「〜の何倍or〜の○倍」ということば の前に来るものとしておさえて、ほかの問題にも考え方を適用できるように立式させた。
  その結果、提示教材「lesson1」と「lesson2」を解決しとくと、小数倍でも比較的容易に立式ができた。
 
   
  教師用PC(1台)、プロジェクター(1台)
  提示教材「lesson1」と「lesson2」
  http://www2.open.ed.jp/JBC000F/JBC010F_app.po?DATA_ID=37580
  Macromedia Flash playerプラグインがインストール済みであること
 
   
 
提示教材「lesson1」
提示教材「lesson2」
問題提示の画面
テープの長さと式の提示

 

 
 
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